これから結婚するカップル、結婚式の準備や新居探し、家具の購入など、大変だけどワクワクしますね。
そんな中でも、新婚さんにとって、ベッド選びは悩むところですね。
新婚だからダブルベッドと考える方も多いですが、実際それでよいのでしょうか?
1人で寝るシングルベッドのサイズは約100㎝、ダブルベッドは140㎝なので、2人で寝るには少々窮屈です。
ベッドのような大型家具は一度買ったらなかなか買い替えることができません。
新婚の頃は、ピッタリくっついて仲良く寝られますが、将来のことを考えてベッドを選ぶ必要があります。
ここでは、新婚さんが後悔しないベッドの選び方について紹介します。
ベッド選びで考慮したい3つのポイント
新婚さんがベッドを選ぶときに
- 住宅事情
- 生活パターン
- 子供が生まれた時
です。
住宅環境
結婚を機に新居に引っ越す方がほとんどですね。
でも、その住宅環境は様々です。
ほとんどの方は、賃貸住宅(社宅を含む)を借りると思いますが、中には、結婚と同時に、一戸建てや分譲マンションを購入する人もいます。
あなた達の新居は、賃貸住宅、持ち家、どちらですか?
それぞれにベッドの選び方を見ていきましょう。
賃貸住宅
賃貸住宅の場合は、新婚さんがずっとそこに住み続けることはほとんどありません。
子供ができて狭くなったり、転勤があったり、マイホームを購入したり、数年で引っ越すことが多いですね。
そのため、引っ越しを想定してベッドを選ばなくてはいけません。
基本は、分解・組立しやすく大きすぎないベッドです。
引っ越しの時、ベッドはかなり厄介者です。
ベッドフレームは、一度組み立てたら分解できないものもあります。
また、マットレスはそのまま運ばなくてはいけません。
引っ越し先の状況によっては、ベッドが搬入できない、予定外の費用がかかる、なんてこともあります。
万が一のことを考え、価格も抑えた方が良いでしょう。
引っ越しの時にベッドを買い替えるのなら、新婚さんにはピッタリくっついて寝られるダブルベッドがいいかもしれませんね。
ベッドはそのまま持って行きたい方には、シングル2台をおすすめします。
間取りによって、2台くっつけて置いたり、別々の部屋に置いたりできるので便利です。
どうしても、同じベッドで寝たいカップルには、マットレス2枚タイプのクイーンサイズが良いと思います。
マットレスは、セミシングルサイズになるので、搬入できないという心配がありません。
部材が少なく低価格のフロアベッドや組立・搬入しやすい分割式の脚付きマットレスがおすすめです。
和室があれば、引っ越すまでは布団で寝るという選択肢もあります。
持ち家
一戸建てや分譲マンションなどの持ち家の場合は、ベッドを移動させたり、買い替えたりすることはほとんどないと思います。
寝室の広さや雰囲気に合わせてベッドを自由に選べますね。
と言っても、大きなベッドは、マットレスが廊下や階段を通らない場合もあるので注意が必要です。
購入前に搬入できるかどうかをしっかり確認してください。
買い替えの必要がないからこそ、下記の生活パターンや子供の生まれた時などを考慮してベッドを選んでください。
生活パターン
今は、新婚でも共働きが当たり前。
朝が早い、夜遅い、夜勤がある、などお互いの生活パターンが違う夫婦もいますよね。
同じベッドで寝ていると、相手がベッドに入ってきたり、起きたりする振動で目が覚めることもあります。
新婚当初は、まだラブラブで気にならないかもしれません。
でも、年月を重ねると不満が出てくることもあります。
ベッドを購入する前に、お互いの生活パターンをしっかり確認してください。
場合によっては、別々に寝た方が良いかもしれません。
子供が生まれた時
新婚さんは、将来子供ができた時のことを考えてベッドを選ぶ必要があります。
ベビーベッドを使うかどうかでも、変わってきます。
ベビーベッドを使う場合、ローベッドやフロアベッドでは、赤ちゃんが寝ている様子が確認しにくく、たびたび起き上がらなくてはいけないので負担がかかります。
標準タイプのベビーベッドの高さが50cm前後、一般的な高さのあるベッドにすると同じくらいの高さになります。
赤ちゃんの様子も確認しやすく、添い寝感覚で赤ちゃんもママも安心して眠ることができます。
添い寝する場合は、ローベッドやフロアベッドのような低いベッドがおすすめです。
万が一、ベッドから落ちてもケガをしにくいので安心です。
ジョイントタイプのベッドは、連結して親子で川の字で、分割してママが赤ちゃんと添い寝、パパは1人で、と選択肢が広がるので便利です。
子供が増えてもみんなで一緒に寝られます。
熟睡できることが一番大切
新婚さんは、ただ一緒に寝たいという気持ちだけでベッドを選んでしまいがちです。
でも、1日の疲れを取るためには、睡眠は重要です。
上記のように、住宅事情や生活パターン、子供が生まれた時のことを念頭に置きつつ、ストレスなく寝られるベッド選びが大切です。
新婚さんの代名詞のようなダブルベッドは、1人のスペースが70cmしかなく、セミダブルよりもさらに狭いスペースです。
どうしても2人で一緒に寝たい方は、余裕を持って寝られるクイーンサイズ以上のベッドを選んでください。
マットレス2枚タイプにすることで、振動が伝わりにくく、お互いにゆっくり寝ることができます。
寝室のスペースに余裕があれば、断然シングルベッド2台がおすすめです。
シングルベッド2台にするメリットはたくさんあります。
- それぞれに合ったマットレスが選べる
自分にあうマットレスは人それぞれ違います。男性と女性では、体重や体格が違うので同じマットレスにすると、どちらかが我慢しなくてはいけないことが多くなります。
シングル2台なら、それぞれ自分に合ったマットレスを選ぶことができます。
- 振動が伝わらない
特に神経質な人は、ちょっとした振動でも目が覚めてしまいます。寝る時間が違ったり、夜中にトイレに行ったり、また寝返りなど、そのたびに目覚めてしまったら熟睡できません。
- 布団を取り合う心配がない
これ結構深刻な問題です。冬の寒い時期に相手に布団を取られて寒い思いをすることが多々あります。(私も経験者ですが、夫も同じことを言っています。)
夜中に目が覚めて熟睡できない上に、風邪をひくこともあります。
- ニオイを気にしなくて済む
歳を重ねてくると、口臭や体臭が気になります。また、飲んで帰ってきた時など、1つのベッドで寝ていると、寝返りを打った瞬間くさっと思うことがあります。
- ベッドカバーの種類が豊富
大きなベッドの難点はベッドカバーの種類が少ないうえに値段が高いことです。シングルベッドなら、安価で種類も多いので、お部屋の雰囲気に合わせたり季節によって変えたりとバリエーションが楽しめます。
- 離したりくっつけたりできる
これも大きなメリットです。新婚のうちは、くっつけてキングサイズベッドのように使えばラブラブできます。
1つの寝室でベッドを離してツインベッドとして、生活のパターンによっては、寝室を別々にすることも可能です。

まとめ
いかがでしたか?
新婚さんは、一緒に寝たいという気持ちばかりになってしまいますが、夫婦生活はずっと続いていきます。
睡眠環境が悪いと、お互いの愛も冷めてしまう可能性もあります。
そんなことにならないためにも、快適な睡眠をとれるかどうかを第一に考えてください。
なかなか買い替えることのできないベッド、今だけでなく、将来にも目を向けて最適なベッドを選んでくださいね。