そろそろ子どもたちだけで寝てほしい!そんなとき、候補に挙がるのが二段ベッドですね。
実際、「二段ベッドで寝たい」と憧れる子供も多いようです。
私は、一人っ子だったので、当然二段ベッドなんて買ってもらえません。
いとこが二段ベッドで寝ているのがうらやましかった~。
遊びに行っては、上段に上がらせてもらっていました。
そんな子供たちのあこがれの二段ベッドも、親にとっては、
「上の段で寝ている子どもが転落しないかしら。」
「地震で上の段が落ちないかな。」
など心配事もいっぱいです。
ここでは、二段ベッドの購入を悩んでいる方のために、二段ベッドのメリットやデメリットを紹介します。
二段ベッドのメリット
まずは、二段ベッドのメリットを見ていきましょう。
省スペース
二段ベッドの最大の魅力は、ベッド1台分のスペースで2人寝られるということです。
日本の住宅事情では、子供それぞれに子供部屋を用意するのは難しい場合があります。
また、机などを置くと、ベッドを2台並べるスペースがとれないことも。
狭い部屋でスペースを確保できるのはうれしいですね。
使い方のバリエーションが豊富
二段ベッドの中には、上下分割して使えるものや、横に並べてピッタリくっつけて使えるものもあります。
子供が小さいうちは、横に並べて親子3人で、下の子供ができたら、二段ベッドとして、子供が大きくなったら、分割してそれぞれの部屋へ、成長に応じて使い方を変えることができます。
通常のシングルベッドと同じ大きさなので、買い替えずにずっと使うことができます。
自分の場所ができる
二段ベッドの上段にしても下段にしても、大人からすると窮屈そうと思ってしまいますが、実は子供たちは、狭い空間が大好きです。
まるで、秘密基地やお城のような自分だけの場所。
ぬいぐるみやおもちゃを持ち込んだり、好きなシールを貼ってみたり、夢が広がりますね。
子供たちの喜ぶ顔が目に浮かびます。
子供の自立心が育つ
子供部屋を作っても、1人で寝るのを嫌がる子供も多いですよね。
だからと言って、いつまでも親と一緒に寝ていると子供の自立心を養うことができません。
二段ベッドでお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に寝ることで、下の子供も安心できます。
1人で寝るよりもずっと早く親離れしてくれそうですね。
意外と地震に強いかも
二段ベッドは高さがあるので、地震で倒れるんじゃないか、上の段が外れて落ちるんじゃないか、と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、過去の大地震では、二段ベッドが横滑りしたことはあっても倒壊したという事例はありません。
むしろ、二段ベッドの柵のおかげでたんすや本棚の下敷きにならずに助かったという事例があります。
もちろん、これは助かった人の事例なので、家屋が全壊してしまった場合はあてはまりませんが…
最近の二段ベッドは、当時以上に耐震性が強化されているので、より地震に強くなっています。
ただし、今後もっと大きな地震が起こった場合は、前例をくつがえす可能性もあります。
また、上段に寝ている子供が、揺れに驚いて、上段から飛び降りたり、はしごを踏み外してケガをする危険性はあります。
二段ベッドのデメリット
次に、二段ベッドのデメリットを見ていきましょう。
転落が心配
親にとっては、これが一番心配ですね。
転落防止柵が付いていますが、寝ている子供は想定外の動きをすることがあります。
柵の乗り越えてしまったり、柵の切れ間から落ちたり、ということも。
寝ているときだけでなく、上段で遊んでいて転落、はしごを踏み外して転落ということもあり得るでしょう。
万が一に備え、安全対策をしてください。

上の段が暑い
「二段ベッドの上段は、夏は暑い」と経験者は口をそろえて言います。
暖かい空気は上に上がりますよね。
夏場、エアコンをかけても、冷気は下に下がっていくので、上段はどうしても暑くなります。
逆に、冬は暖かいのですが、寒い下の段に合わせて暖房を入れると、やはり上段が暑くなります。
扇風機やサーキュレーターなどで、空気を循環させる工夫が必要です。
布団の上げ下ろし
大人以上に子供たちは汗をかきます。まめに布団を干さないとカビが発生する可能性もあります。
しかし、高い位置からの布団の上げ下ろしは、腰に負担がかかったり、はしごから足を踏み外す危険性があったり、普通のベッド以上に大変です。
特に小柄なママにとっては、大きなデメリットですね。
そんな方には、高さが150cm以下のロータイプの二段ベッドをおすすめします。
下の段の子供は不満
二段ベッドが来て子供たちは大喜び、たいていの子供は上段で寝たがります。
上段をめぐって兄弟げんかが始まることも。
でも、ほとんどの場合、お兄ちゃんお姉ちゃんが上段になりますよね。
下の段の子供は、暗くて狭いと不満を感じることも少なくありません。
そうなると、二段ベッドには嫌な思い出しか残りません。
定期的に上下を入れ替えてあげるのも良いのではないでしょうか。
圧迫感
二段ベッドは、置くスペース的には、普通のベッドと同じですが、高さがあるのでかなりの圧迫感、部屋が狭く感じてしまいます。
広い子供部屋ならあまり問題はありませんが、6畳くらいだとベッドに占領されている感じになるかもしれません。
置き場所が限定される
二段ベッドは高さがあるので、置き場所も限定されます。
光がさえぎられるため、窓際は避けたいですね。
また、エアコンや電気の位置も考慮しなくてはいけません。
購入前に、部屋の間取りやレイアウトをしっかりと確認してください。
まとめ
いかがでしたか?
二段ベッドには、デメリットもありますが、子供たちにとっては、それ以上に思い出に残る魅力にあふれています。
デメリットを完全になくすことはできませんが、対策次第で軽減することはできます。
子供たちの思い出作りに、二段ベッドを検討してみてはいかがですか?