そろそろ子どもを一人で寝かせたい、でも、どんなベッドを選べばいいか分からないと悩む方も多いのではないでしょうか。
家具の中でも大型のベッドは、値段も高く、また、処分するのも大変です。
できれば、長く使いたいですが、心身ともに成長する時期、ずっと使い続けるのはなかなか難しいですね。
ここでは、日々成長を続ける子供用に最適なベッドの選び方を紹介します。
子供用ベッドを使う期間を考える
ベッドの買い替えは、家計の負担も大きく、処分するのも大変なので、極力控えたいものです。
子供用のベッドもできるだけ長く使いたいですよね。
親にとっては、大人用のベッドを購入して、マットレスだけ買い替えるというのが理想。
でも実際には、幼児期からのベッドを中学、高校まで使い続けるのはさすがに無理があります。
使い始めるタイミング
ベビーベッド卒業時、幼稚園入園、小学校入学、思春期真っただ中の中学・高校生など、子供用のベッドを使い始めるタイミングはいくつかあります。
一般的には、小学生入学を機に、子どもに部屋を与えて1人で寝かせる家庭が多いようです。
ただ、子供の性格も千差万別、小さいころから一人で寝ても平気な子もいれば、中学生になっても一緒に寝たいという子供もいます。
1人で寝られるか、また、1人で寝たいか、子供とよく話し合って、ベッドを買う時期を決めましょう。
いつまで使うか
いつまで使うかによって選ぶベッドは大きく違ってきます。
幼児期や小学校入学時にベッドを購入した場合、ほとんどの方が中学生・高校生くらいで買い替えますよね。
その予定なら、安めで子供が喜びそうなかわいいデザインを選ぶのもありです。
もし、できるだけ長く使いたいとお考えなら、シンプルで丈夫なベッドがおすすめです。
ベッドの種類
子供用ベッドはどんなものが良いのか、ベッドのサイズやタイプ、高さから探ってみましょう。
ベッドのサイズ
子供部屋ってあまり広くないですよね。
子供用ベッドと言ってもほぼシングルサイズの大きさ。机とベッドを置いたら部屋がいっぱい…なんてことも。
女の子なら、少し小さめのセミシングルサイズや、ショート丈のベッドにする選択肢もあります。
子供の成長に合わせて長さを伸ばすことができる、伸長ベッドは、長く使えて便利です。
ベッドタイプ
ベッドには、様々なタイプがありますが、次の4種類は子供用におすすめです。
高さ調節できるベッド
一般的なベッドですが、ベッドの高さを3~4段階に調整できるタイプです。
子供が小さいうちは低めの設定、大きくなって荷物が増えたら高めにして、収納スペースを増やすことができます。
チェストベッド
チェストベッドは、小物から大物まで幅広く収納できるので便利です。
引き出しには衣類や本、おもちゃなど、反対側の長物スペースには使わなくなったものやカーペット、季節家電など片づけることができます。
ロフトベッド・システムベッド
ロフトベッドやシステムベッドは、ベッド下に収納したり、机を置いたりできて便利です。
秘密基地のような感じで、男の子には喜ばれます。
2段ベッド
兄弟姉妹がいると、子供が小さいうちは、同じ部屋という場合も多いですよね。
そんな時には、省スペースで部屋を有効に使える2段ベッドがおすすめです。
将来分割してシングルベッドとして使える2段ベッドを選べば、ずっと使えて経済的です。
ベッドの高さ
子供は寝ている間も動き回っています。
特に寝相の悪い子なら、1回転するのは当たり前、高いベッドは落ちてケガをする心配があります。
そんなお子様には、フロアベッドやローベッドなど低いベッドがおすすめ。
逆に、アレルギーのある子供には、ハウスダストの影響を受けにくい高めのベッドがおすすめです。
転落が気になる方は、ベッドガードを付けると安心です。
年代別
ここでは4つの年代に分けて子供用ベッドの選び方を見ていきましょう。
新生児~2歳
赤ちゃんにはベビーベッドと思われがちですが、実際には、約半数の人がベビーベッドを使っていません。
ベビーベッドを用意したけれど、赤ちゃんが嫌がって寝てくれない、夜中の授乳が大変などの理由ですぐに使わなくなるケースも多いようです。
また、一般的にベビーベッドは24ヶ月が使用期限の目安になっていますが、実際にはつかまり立ちするようになる8ヶ月頃で使わなくなる方がほとんどです。
赤ちゃん用の布団で寝かせる方もいますが、ハウスダストの影響が大きくアレルギーの心配もあります。
かと言って、新生児とベッドで添い寝することはできません。
赤ちゃんの首がすわって、添い寝できるようになっても、寝返りした時、赤ちゃんを圧迫してしまわないか不安ですよね。
ベビーベッドに寝かせる場合は、赤ちゃんが不安を感じず、ママが赤ちゃんのお世話しやすいのが基本。
ママのベッドの横に並べて、添い寝できる柵が下せるタイプがおすすめです。
また、床板の高さが調節できるものなら、ベビーサークルとしても使用できます。
様々な理由で添い寝したい方には、ベッドインベッドという選択肢もあります。
ベッドとして使える期間が、生後4~5ヵ月くらいまでですが、箱型になっているので、寝ている間に押しつぶす心配がありません。
メーカーによっては、チェアベルトやクッション、椅子として5歳くらいまで使うことができます。
ベビーベッドやベッドインベッドを卒業したら、添い寝というパターンが多いですね。
2歳くらいまでなら、わざわざベッドを買い替えなくても、今まで使っていたベッドで一緒に寝ることができます。
幼児期
ベビーベッドを使っていた人の中には、ベビーベッド卒業後直ぐに、1人でベッドに寝かせる方もいるかもしれませんが、ほとんどの方が一緒に寝ているのではないでしょうか。
この頃になってくると、親子2人もしくは3人で寝るには窮屈になりますよね。
ダブルベッドなら、ママと子供だけならまだ余裕かもしれませんが、さすがに3人で寝るのは無理。
この時期にベッドの買い替えるなら、ジョイント式のベッドがおすすめです。
サイズを自由に組み合わせることができるので、子供が1人で寝るようになったら、分割して使うこともできます。
また、低めのベッドを選んだり、ベッドガードを使用すると落下のリスクを軽減できます。
もし、この時期に子供用ベッドを買う場合は、買い替えを前提に、お子様の好きなベッドを選ばせてあげるのもいいかもしれません。
男の子なら、車や船の形をしたベッド、女の子には、かわいいデザインやお姫様チックなベッドなど、1人で寝るのが楽しくなるようなベッドを選んであげてください。
小学生
小学校入学を機に、お子様に部屋を用意して、ベッドを購入する方も多いのではないでしょうか。
兄弟姉妹がいるなら2段ベッドを検討する方もいますね。2段ベッドは、同じ部屋に居ながら自分だけの空間ができるので、子供たちには人気です。
将来分割してシングルベッドとして使える2段ベッドも多いので、子供が独立するまで使用することも可能です。
また、お子様が1人なら、ロフトベッドやシステムベッドという選択肢もあります。
ベッド下に机を置いたり、収納できたりとスペースを有効利用できます。
秘密基地やお城感覚で、子どもにも喜ばれます。
中学・高校生
この頃になると、体も大きくなり、個性もはっきりしてきます。
ベッドも大人目線で選べますね。
男の子なら、シンプルなデザインやかっこいいベッド、女の子なら、カントリー調や姫系など好みに合ったベッドを選んであげてください。
また、長く使えるベッドを選ぶことはもちろんですが、マットレスも重要です。
心身が健全に成長するためには、良い睡眠を取ることが大切です。
しっかりと身体に合ったマットレスを選びましょう。
子供用ベッド購入時の注意
子供用ベッドを購入するときの注意点を4つしょうかいします。
耐久性
子供は体重が軽いからと安心してはいけません。
友だちと一緒にベッドの上で遊んだり、飛び跳ねたり、予期せぬ事故が起こる可能性もあります。
なるべく耐荷重の高いベッドを選びましょう。
また、ベッドの上で飛び跳ねないよう、子供に言い聞かせることも大切です。
通気性
子供は大人以上に寝汗をかきます。
通気性が悪いと、あっという間にマットレスがカビだらけなんてことも…
床板がすのこタイプのベッドは湿気対策に効果的ですが、万全ではありません。
敷きパッドを利用したり、マットレスを干したり、部屋を換気など、湿気対策は必須です。
落下の危険性
寝相の悪い子供は、ベッドからの転落も心配ですね。
二段ベッドやロフトベッドの場合、落ちたら大ケガになる可能性もあります。
また、階段を踏み外して落ちるケースも。
なるべくベッドガードが高めのものを選びましょう。
万が一落ちた時のために、部屋を片付けて、クッションなどを置くことをおすすめします。
どうしても気になるときには、低めのベッドを選んで下さい。
アレルギー
アレルギーの子供には、ハウスダストの影響を受けにくいベッド高が高めのベッドがおすすめです。
ベッド高が30cm以上のものを選んでください。
まとめ
いかがでしたか?
子供用のベッドの選び方を色々紹介しましたが、子供が喜んで寝てくれるベッドを選ぶことが大切です。
親子でしっかり話し合って決めてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。