狭い部屋でもベッドを置きたいという方は多いのではないでしょうか。
ワンルーム向けのコンパクトなベッドもありますが、それでもかなり場所を取ってしまいます。
日中は部屋を広く使いたい、友達がよく遊びに来る、という方には、折りたたみベッドがおすすめです。
ここでは、折りたたみベッドのメリット・デメリットや選び方を紹介します。
折りたたみベッドのメリット
まずは、折りたたみベッドのメリットを4つ紹介します。
スペースの有効利用
折りたたみベッドの一番のメリットは、スペースが有効利用できることです。
一般的なベッドを置くと、日中は、残りの狭いスペースで過ごさなくてはいけません。
仕事が忙しくて家では寝るだけ、なんて方はそれでもいいかもしれませんが、何をするにもスペースは広いに越したことはありません。
ベッドは、シングルサイズで約100cm x 200cm、折りたたみベッドならこのスペースも広々と使うことができます。
掃除がしやすい
ベッド下は、部屋の中でも一番ほこりが溜まりやすい場所です。脚付きベッドならお掃除ロボットという手もありますが、なかなか高額で手が出ない。
クイックルワイパーなどを使って掃除するならまだよい方で、ベッド下のほこりは見て見ぬふりをする人も多いのではないでしょうか。
折りたたみベッドなら、折りたたんでベッド下をスムーズに掃除することができ、いつも清潔に過ごせます。
湿気が溜まりにくい
ほこり同様、ベッド下は湿気が溜まりやすい場所です。
一般的なベッドの場合、マットレスを干したり、サーキュレーターで風を送ったりと湿気対策が必要ですが、折りたたみベッドは、たたんでしまえば、自然とベッド下の湿気対策ができます。
また、わざわざ布団を外に干さなくても、折りたたんだベッドにかけるだけで布団干しができます。
移動できる
簡単に移動できるのもメリットですね。
模様替えが好きな方や、季節によってベッドの場所を変えたいという時、軽量でキャスターも付いた折りたたみベッドは移動も楽ちん。
部屋のスペースに余裕があれば、気分によって寝る場所を変えることもできます。
予備ベッドで使える
折りたたみベッドは、一人暮らしの方が使うベッドというイメージですが、それ以外の方にも使い道があります。
親戚や友人が泊まりに来たとき、畳の部屋があれば、布団で対応できますが、フローリングの上に布団を敷くのは、硬かったり寒かったり、そんな時、1台折りたたみベッドがあれば、とっても便利です。いざという時役に立ちます。
折りたたみベッドのデメリット
次に、折りたたみベッドのデメリットを紹介します。買った後で後悔しないようにしっかり確認してください。
ベッド下を活用できない
ある程度高さのあるベッドなら、ベッド下に収納ボックスを置いたり、普段使わないものを片付けたりできますが、折りたたんで片づけることを前提とした折りたたみベッドではそれができません。
折りたたまずにずっとそのまま使うなら、ベッド下に物を置くことはできますが、それなら折りたたみベッドを買うメリットがなくなります。
安定性、強度に欠ける
折りたたみベッドは、その形状上、一般的なベッドと比べて安定性や強度が劣ります。
移動しやすいように軽量化されているため、仕方ないですが、体格の良い方や体重の重い方にはおすすめできません。
フローリングにキズが付くかも
キャスター付きで移動しやすいことはメリットですが、フローリングにキズがつく恐れがあります。
移動する際には、キャスターが滑らかに動くか確認したうえで、ゆっくり動かすようにしましょう。
賃貸住宅では、あまりにひどい傷がついていると、修繕費を請求される可能性もあるので注意してください。
寝心地が選べない
折りたたみベッドは、普通のベッドのようなマットレスの種類がありません。
一部ポケットコイルマットレスが付いたベッドもありますが、ほとんどがウレタン(低反発、高反発)マットレスかすのこ仕様になります。
ウレタンマットレスは、かなり改善されているとはいえ、一般的なマットレスに比べると寝心地は悪くなります。
また、折りたたむ仕様のため、マットレスが2つに分かれており、真ん中の継ぎ目のあたりがへたりやすいという欠点があります。
マットレスとベッドは一体化しているので、寝心地が悪いからと言ってマットレスだけを取り替えることがでないので、ベッド自体を買い替えなくてはいけません。
すのこ仕様の場合は、布団を敷いての使用になるので、寝心地はかなり硬めになります。
布団の収納場所が必要
折りたたみベッドは、折りたたんだ時の、布団の収納場所を確保する必要があります。
ベッドは部屋の隅に片づけられたのに、布団はそのまま置きっぱなしというわけにはいきません。
狭い部屋では、収納スペースも少ないところが多いので、布団を片付けるスペースを確認してください。
デザインが選べない
折りたたみベッドのデザインは似たり寄ったりという印象です。
違いと言えば、マットレスの柄や手すりがついているかいないかくらい、たまに棚付きもありますが、ほとんど同じデザインで、一般的なベッドのようにおしゃれなものがありません。
ベッドをインテリアとして考えている方には不向きなベッドです。
折りたたみベッドを選ぶポイント
折りたたみベッドは、ベッドの中ではかなり特殊なものです。
まず、購入前に寝心地やデザイン性を犠牲にして折りたたみベッドで良いのかをしっかり考えてください。
そのうえで、折りたたみベッドを購入するという場合、実際に店舗で確認できるなら、下記の4点をチェックしてください。
寝心地を確認
デメリットのなかで寝心地が選べないと書きましたが、それでもおなじウレタンマットレスでもメーカーによって寝心地はかなり変わります。
ベッド選びで一番大切なことは、自分に合ったマットレス選び、これは折りたたみベッドでも同じです。
マットレスが合わないと熟睡できなかったり、腰痛になったりと体調不良になることもあります。
実際寝てみて確認することをおすすめします。
簡単に折りたためるか
折りたたみベッドのたたみ方は、基本的には安全ストッパーを外してベッドの真ん中を持ち上げるだけです。
普通なら、簡単にできそうですが、ベッドによっては、重かったり、硬かったりすることがあります。
そんな時には、女性や子供では難しいこともあります。
折りたたみにくいから結局そのまま置きっぱなし、なんてことになったら折りたたみベッドを買った意味がなくなります。
また、開閉するときに指を挟まないような設計になっているかも確認してください。
移動がスムーズか
せっかく折りたたみベッドを買っても、移動がスムーズにできないと普通のベッドと同じです。
また、無理して移動しようとして、フローリングにキズをつけてしまう可能性もあります。
キャスターがしっかりしているか、引っかかりなく動くかなど確認して下さい。
組み立てやすさ
折りたたみベッドには、組み立て不要のものと自分で組み立てるものがあります。
男性はあまり気にしなくても良いですが、女性は組み立て不要のものを選んだ方が安心です。
購入前に、簡単に組み立てられるかどうかを確認することも大切です。
店舗で確認できない場合
実際には、店舗にあまり折りたたみベッドを置いていない場合もあります。
また、今や折りたたみベッドに限らず、ベッドをネットで購入する人が増えています。
そんな場合は、商品説明を見たり、口コミを確認したりしてください。
おすすめの折りたたみベッド
完成品 組立不要 女性に優しいおしゃれで可愛いコンパクト折りたたみベッド Mallow マロウ セミシングル ショート丈
こちらのベッドは、女性におすすめのセミシングルショート丈の折りたたみベッドです。
耐荷重は240kgで安心、42段階リクライニングでお好きな角度に調節できます。
広げてもたたんでもコンパクトで狭い部屋を広く使えます。
まとめ
折りたたみベッドは、一般的なベッドに比べると寝心地や耐久性の面で劣ってしまいます。
それを考慮すると、若い人が短期的に使用するもの、または、来客用といった感じです、
上記のメリット・デメリットをしっかり理解しつつ、生活スタイルに合った折りたたみベッドを選んでください。
個人的には、すのこ仕様の折りたたみベッドに好みの硬さのマットレスや布団を敷いて寝るほうが、長く使えるような気がします。