和室に合うベッドは布団感覚で寝ることができる低めのフォルム、柱や建具に合った木製のベッドが一般的です。
でも、和室にベッドを置きたい方の中には、腰痛持ちで布団からの起き上がりがつらい方や、足腰の衰えを感じている高齢者もいます。
フロアベッドやローベッドは、見た目はおしゃれですが、ひざや腰に負担がかかってしまいます。
そこでおススメなのが収納付きベッド、ある程度高さがあり立ち上がりやすく、デザインや素材も意外と和室に合うものが多くあります。
ここでは、和室におすすめの収納ベッドを紹介します。
畳ベッド
マットレスの代わりに畳を使用している畳ベッドは、ベッドを完全に和風にアレンジしたものなので、和室に置いても全く違和感がなく、しっくり馴染みます。
また、畳ベッドは国産なので、フレームも和室に合うカラーやデザインが多くあります。
畳ベッドは、特に高齢者の方におススメです。
今まで畳に布団で寝ていた方は、マットレスのベッドには抵抗がある方も多くいます。
畳ベッドには、ベッド下に収納が付いて腰掛けやすい高さのものが多く、今までと同じように布団で寝ることができます。
ベッドガード付きのものもあり、布団のずり落ち防止や立ち上がりの補助にも役立ちます。
木製のチェストベッド
柱や建具など木をふんだんに使った和室には、木製のチェストベッドもおススメです。
柱や建具と同じ色のフレームを選べば、和室にも調和します。
和室に多い、しっとり落ち着いた雰囲気のダークブラウンや素材を生かしたナチュラルカラーなどはベッドにも多い色なので比較的簡単に合わせることができます。
また、チェストベッドなら、和室にタンスを置いているイメージになるので、あまり違和感がありません。
ヘッドレスベッド
ベッドのヘッドボードは、モダンなデザインだったり、おしゃれなライトが付いていたりと和室には不向きなものもあります。
いっそ、ヘッドボードのないデザインを選ぶと、布団で寝ている雰囲気をこわさず、寝る部分だけが高くなったという感じになります。
和室に収納ベッドを置く場合の注意点
「和室に合うベッドの選び方と注意点」でも書きましたが、収納ベッドを置く場合、畳のへこみとカビについてさらに注意が必要です。
収納部分に物を詰め込み過ぎると、ただでさえ寝ている人とベッドの重みでへこみやすい畳がますますへこんでしまいます。
衣類でも比較的軽いものを入れる、CDやDVD、本など重いものを入れないなどの工夫が必要です。
また、収納部分や畳のカビ対策も必須です。収納部分にはよく使うものを入れると、頻繁に出し入れすることで換気することができます。
部屋の空気をこまめに入れ替え、除湿剤やシートなども併用しましょう。
まとめ
今回、畳ベッド、木製チェストベッド、ヘッドレスベッドの3種類を紹介しましたが、上記の条件をすべて満たすヘッドレス畳収納ベッドなら和室にピッタリですね。
収納ベッドは、組立設置サービスがあるものも多いので、高齢者や腰痛持ちの方にはおススメです。