家族で一緒に寝たいけど、クイーンサイズでは窮屈だし、2台並べてもすき間ができる、という悩みはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが、連結ベッドです。
2台を連結させるので、すき間が無く、家族で一緒に寝られる連結ベッド、普通のベッドよりさらに大きくなるので、失敗したくないですよね。
そこでここでは、連結ベッドのメリット・デメリットを紹介します。
連結ベッドとは
まずは、連結ベッドがどんなものかを紹介します。
連結ベッドは、2台のベッドのフレームを金具やベルトで固定して、1台の大きなベッドとして使えるベッドです。
ジョイントベッドやファミリーベッドとも呼ばれています。
セミシングル~ダブルサイズのベッドを自由に組み合わることができ、最大幅300cmの連結ベッドもあります。
子供が小さい頃は、連結して家族一緒に、大きくなったら、分割して別々のベッドに、状況に合わせてアレンジできるので、小さなお子様のいるご家庭に人気です。
連結ベッドのメリット
まず、連結ベッドのメリットを4つ紹介します。
家族で寝られる
よく、子どもは一人で寝させるべきか、一緒に寝るべきかという議論があります。
それぞれメリット・デメリットがありますが、親と一緒に寝ていた子供は情緒が安定すると言われています。
アメリカでは、一緒に寝ない分、起きている間に、ハグしたり、キスしたり、常にスキンシップをしています。
生活が欧米化してきたとはいえ、日本人はハグしたりキスしたりする人は少ないですよね。
そうなると、やはり親子で一緒に寝るのがベスト!
実際、日本では、親子川の字で寝るのが一般的です。
そうなると、それなりに大きなベッドが必要になります。
一般的なベッドは、大きくてもキングサイズまで、幅は約194cm(メーカーによっては180cm)。
子供が小さいうちは、親子3人で寝られますが、子供がある程度大きくなったり、2人目が生まれたりすると、キングサイズでは無理があります。
連結ベッドは、2台を連結することで、キングサイズ以上にできます。
ダブルサイズを2台くっつけると幅が280cmにもなり、親子4~5人が余裕で寝ることができます。
分割できる
子供がある程度大きくなると、子供部屋を与えて一人で寝させますよね。
そんな時には、分割しての使用もできます。
子供にとって、初めての1人寝は不安なもの。
新しいベッドを買うよりも、今まで寝ていたベッドで寝る方が安心して寝ることができます。
分割・連結が自由にできるので、ライフスタイルの変化にも対応でき、長く使えます。
買い替え、買い足しも減るので、経済的ですね。
となりに振動が伝わりにくい
ジョイントベッドは、マットレスも別々なので、となりの振動が伝わりにくいというメリットがあります。
パパが夜遅い、ママは早起き、そんなご家庭にはおすすめです。
子供の遊び場にできる
連結ベッドの口コミに、子供の笑顔が増えた、息子がはしゃいで楽しそう、という意見があります。
大きなベッドは、子供の恰好の遊び場になります。
飛び跳ねたり、兄弟でチャンバラごっこしたり…マットレスが早く傷むデメリットがありますが、ベッドの上なら、階下に響きにくいのはメリットですね。
連結ベッドのデメリット
次に連結ベッドのデメリットを紹介します。
フレームとマットレスにすき間
フレームの中にマットレスを落とし込むフロアベッドの場合、マットレスによって幅が若干違うため、フレームとマットレスの間にすき間ができることがあります。
小さな子供は、足や手が挟まってケガをする危険性もあります。
すき間が開く時には、タオルなどを詰めてすき間を埋めてください。
真中が膨らむ
逆にマットレスの幅が大きいと、真ん中が膨らむこともあります。
すき間は埋めることができますが、ふくらみは抑えることができません。
マットレスを選ぶ際は、寝心地を考えることが第一ですが、連結ベッドの場合は、サイズにも注意して下さい。
マットレスとマットレスのすき間
連結ベッドは、フレームは連結して1つにできますが、マットレスは2枚です。
いくらピッタリくっつけたとしても、マットレスとマットレスの間に若干のすき間やへこみができます。
親子3人で寝るときは、大体子供が真中に寝ますよね。
最初は、ママ寄りに寝ていても、寝返りうつと、マットとマットの境目のあたりということも。
子どもは熟睡しているので気付かないかもしれませんが、ママは気になって寝られない、なんてこともあるかもしれません。
どうしても気になる場合は、すき間パッドやワイドサイズ敷きパッドのご使用をおすすめします。
フレームがゆがむ
フロアベッドは、床に直接フレームを置くため、フレームの強度が弱いものがあります。
実際、フレームが安っぽいという口コミもちらほら。
フレームがゆがんでマットレスとの間にすき間ができることがあります。
小さなお子様がいる方は心配ですよね。
気になる方は、ゆがみ防止ワイヤーが付いているベッドをおすすめします。
ヘッドボードにすき間
ヘッドボードの形によっては、ピッタリくっつかない場合もあります。
寝るには支障ありませんが、ちょっと見栄えが悪いかもしれません。
金具無くすと不便
連結ベッドは、2台のベッドを金具で固定しています。
分割して使っていたベッドをまた連結しようと思ったら、金具をどこにしまったか分からない。
引っ越しで分解したら、金具が見つからない。
ということも。
また、連結金具は2台セットで購入した場合のみ付属されるため、最初1台で使用していて、追加で同じベッドを購入した場合は金具が付きません。
一部の連結ベッドは、別売りで金具だけ販売していますが、最悪オーダーメイドで作ってもらわないといけないかもしれません。
最近は、ベルト式の連結ベッドもあります。これなら代用品もありそうなので、安心ですね。
組立や移動が大変
ベッドの組立は、1台でも結構時間がかかります。
それが2台、しかも連結しなくてはいけないので、組立がますます大変です。
また、連結ベッドは、かなり大きくなるため、組立てしまうと移動させるのは一苦労です。
最悪、一度分解してから、また組み立てるという作業が必要になります。
広いスペースが必要
連結ベッドを置くには、広めの寝室が必要です。
4~5人が一緒に寝ることができるWK280はダブルベッド2台分。
6帖でも置けますが、通路程度のスペースしか残りません。
扉の位置によっては扉がひっかかります。
しっかり寝室の広さを確かめておかないと、せっかく連結ベッドを買ったのに分割して別々の部屋に寝ることになりかねません。
足元の角が危険
普通サイズのベッドでもありがちなことですが、連結ベッドは大きいので寝室に十分な広さがないと、余計に足元の角にぶつけやすくなります。
特に、連結ベッドに多いフロアベッドでは、ベッドの高さが低く視界に入りにくいので注意してください。
角に丸みのない木製のベッドは、小さなお子様がけがをする危険性もあるので、クッション材を貼るなどの対策した方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
連結ベッドのメリットやデメリットはご理解いただけましたか?
連結ベッドに限らず、どんなベッドにもメリット・デメリットがあります。
デメリットを理解し、それ以上にメリットを感じることができれば、それはあなたにとって価値があるものです。
家族がそろって寝られるのは、何にも勝るメリットではないでしょうか。
夫婦や親子の絆を深め、健全な子供の成長に、連結ベッドがおすすめです。