レザーベッドは、おしゃれでカッコイイと人気急上昇中です。
念願のマイホーム、新居の寝室は、
「ゆったりと過ごせる落ち着いた雰囲気の寝室にしたい」
「寝室をワンランク上のインテリアで統一したい」
と思う方も多いのではないでしょうか。
レザーベッドは、高級感やおしゃれな雰囲気で、今まで寝るだけだった寝室を贅沢なくつろぎの場所に変えてくれます。
ご夫婦2人の時間も盛り上がりそうですね。
しかし、レザーベッドもメリットばかりではありません。
良いところがあれば悪いところ(デメリット)もあります。
レザーベッドを購入された方は、そのデザイン性から、「一目ぼれ」「カッコイイ」と見た目で決定する方も少なくありません。
そのため、後から「失敗した」「こんなはずじゃなかった」なんてことも。
そんなことにならないように、ここでは、レザーベッドのメリット・デメリットや選ぶときの注意点、おすすめなどを紹介します。
レザーベッドの素材
レザーベッドのメリット・デメリットを紹介する前に、レザーベッドの素材について見ていきましょう。
レザーベッドは、フレームやヘッドボードがレザーで覆われたベッドです。
そのレザーは、本革と思われている方もいるかもしれませんが、レザーベッドのほとんどが合成皮革を使用しています。
某有名メーカでは、本革製のベッドも販売されていますが、シングルサイズのフレームだけでも25万円以上とかなり高額です。
レザーベッドの素材には、
- PVCレザー
- PUレザー
- APUレザー
の3種類あります。
PVCレザー
PVCは、ポリビニール・クロライド(Polyvinyl Chloride)の略称で、ポリ塩化ビニールを意味します。
布地の表面に塩化ビニール樹脂を塗布し、天然皮革に似せた人工素材です。
PVCレザーのメリットは、価格が安く、汚れに強いことです。
加工もしやすいため、カラーバリエーションやデザインも豊富です。
一方、PVCレザーのデメリットは、通気性があまり良くないことと、弾力性・柔軟性が低いことです。
また、長く使っていると、劣化してポロポロ剥がれてくることがあります。
PUレザー
PUレザーは、ポリウレタン(Polyurethane)の略称で、布地の表面にポリウレタン樹脂を塗布した人工素材です。
一般的には、フェイクレザーと呼ばれています。
PUレザーは、弾力性や柔軟性が高く、もちもちとした肌触りと本革に近い高級な質感が特徴です。
PVCレザーより通気性があり、経年劣化もしにくい反面、湿度に弱いというデメリットがあります。
湿度の高い場所で使用し続けると、水分と化学反応を起こして表面がボロボロになる可能性があります。
APUレザー
APUレザーは、PUと同じポリウレタン樹脂を使用し、さらに特殊なもみ加工をした素材です。
スーパーソフトレザーとも呼ばれ、PUレザーよりも質感・ソフト感があり、合成皮革の中では最高級な素材です。
APUレザーのメリット
- 本革と変わらない肌触り
- 水やカビ、汚れに強い
- キズが付きにくい
- 劣化しにくく耐久性がある
- 撥水性に優れている
- 本革よりも価格が安い
本革よりも低価格で、メンテナンスが簡単なので、近年需要が伸びています。
APUレザーのデメリットは、ほとんどありませが、しいて言うなら、本革のように経年変化が楽しめないことです。
レザーの臭いが気になる方もいます。

レザーベッドのメリット
では、レザーベッドのメリットを見ていきましょう。
おしゃれ、高級感がある
レザーベッドの一番のメリットは、なんといっても高級感でしょう。
そのラグジュアリー感やゴージャスな雰囲気は、木製やファブリックとは明らかに一線を画しています。
重厚感のあるブラックは、寝室を落ち着いたシックな雰囲気を演出してくれます。
間接照明や暗めのベッドサイドライトにすると、ムードあふれる空間に。
新婚さんや二人の時間をゆったり過ごしたいご夫婦におすすめです。
優雅な雰囲気を漂わせるホワイトは、寝室をおしゃれに上品に見せてくれます。
清楚な印象で、一人暮らしの女性にもおすすめです。
ぶつけてもケガをしにくい
「ベッドの角でひざをぶつけて青あざができた」そんな経験をしたことありませんか?
夜中トイレに行ったり、朝寝ぼけていたり、慌てていたり、木製のベッドは硬いので、ぶつけると痛いですよね。
下手すると、血がにじんでいることも。
だからと言って、コーナークッションなどを貼ると見栄えが悪い!
いくら人目に触れない寝室だとしても、ためらいますね。
レザーベッドは、サイドフレームもクッション性のあるレザーで覆われているため、ぶつけてもひどいケガにつながらないのがメリットです。
ソファー代わりになる
レザーベッドのヘッドボードは、クッション性があり、背もたれとしても使用できます。
中には、まるでソファーのようにふかふかのヘッドボードもあります。
寝る前のひととき、読書したり、夫婦で語り合ったり、ゆったりとした時間が過ごせそうですね。
私もレザーベッドを使っていた時には、よくヘッドボードにもたれてスマホを見たり、本を読んだりしていました。
今は、木製のベッドに買い替えたので、背中に角が当たって、そんな時間を過ごせなくなりました。
実用性を重視して買い替えたけれど、今となっては、レザーベッドが良かったなと思います。
シミになりにくい
レザーは撥水性に優れているため、水分をこぼしても本革のようにシミになりません。
ベッドでは、あまり水分をこぼすことはないと思いますが、万が一に備えて安心ですね。
お手入れが簡単
レザーは、本革に比べるとかなり簡単にお手入れできます。
普段のお手入れは、乾拭きで十分。
汚れが目立つときは、薄めた中性洗剤で拭くこともできます。
その後は、中性洗剤が残らないように水拭きし、最後に乾拭きして終了です。
本革のように、色落ちや変色の心配もないし、専用のクリームを塗るなどの手間も要りません。
特にベッドは、肌と接触する部分が少ないので、そんなに豆にお手入れしなくても大丈夫です。
レザーベッドのデメリット
次に、レザーベッドのデメリットを紹介します。
価格が高い
レザーベッドは、本革に比べると価格が安いとはいえ、木製のベッドよりは価格帯が高くなります。
それでも、ワンランク上の寝室を目指す方やホテルライクなベッドルームにしたい方にとっては、高くても価値があるのではないでしょうか。
実際、レザーベッドを購入された方は、価格よりも見た目重視で選んでいます。
ヘッドボードに小物が置けない
レザーベッドのヘッドボードは、ソファーのようにクッション性があるものが多く、くつろぐには快適です。
しかし、その反面、小物を置く場所がない、コンセントがないというデメリットがあります。
もちろん、ライトも付いていません。
一部、小物置きやコンセントが付いたレザーベッドもありますが、幅が狭く、スマホやメガネ程度しか置けません。
レザーベッドを使用する場合は、サイドテーブルはマストアイテムです。
おしゃれなサイドテーブルを置くと、ますます寝室のインテリア性が上がりそうですね。
夏は汗でべたつく、冬冷たい
レザーソファーで、夏はベタベタ、冬はヒヤッと冷たいという経験をしたことありませんか?
レザーは通気性が悪いため、夏は汗でべたつき感があります。
また、冬は室温が低いとレザーも冷たくなります。
しかし、ベッドに寝るときには、直接レザー部分に触れることが少ないので、あまりデメリットにはならないかもしれません。
ヘッドボードを背もたれのように使う場合は、クッションを置くことをおすすめします。
経年劣化する
本革は、長く使うほど風合いが出てきますが、合成皮革の経年劣化は避けられません。
表面がひび割れてきたり、ボロボロはがれてきたり…そんなことになると、おしゃれ感も高級感も無くなってしまいますね。
一般的にレザーソファーの寿命は5年~7年と言われています。
ただ、ベッドの場合は、ソファーより触れることが少ないので、もっと長く使うことができます。
我が家では、レザーソファーとレザーベッドを使用していました。
レザーソファーは、安物だったので、カバーをしているにもかかわらず、劣化が激しく、4~5年で表面がボロボロにはがれ、結局買い替えました。
一方、レザーベッドは20年以上使用していましたが、目立った劣化はありませんでした。
劣化が気になる方は、耐久性のあるAPU素材のレザーベッドを選ぶとより安心です。
直射日光に弱い
布団干しやマットレスの湿気対策で南向きの部屋を寝室にする方もいますよね。
南向きの寝室では、昼間ずっとレザーベッドに直射日光が当たるということも考えられます。
しかし、レザーベッドは、直射日光に当たると劣化が早くなったり、ホワイトレザーは黄ばんでしまうことも。
劣化や黄ばみを補修することはできません。
南向きの部屋にベッドを置くときは、昼間はカバーをかけたり、カーテンを閉めるなどなるべく着社日光が当たらない工夫をしてください。
レザーベッドを選ぶときの注意点
レザーベッドのメリット・デメリットを踏まえて、選ぶときの注意点を2つ紹介します。
あまり安いものは選ばない
上記で説明したように、レザーには種類がありますが、安価なレザーベッドには、その種類すら明記されていないものもあります。
ネット通販では、中間マージンを抑えて価格を安く抑えている場合もあるので、一概には言えませんが、あまり安いレザーベッドを選ばない方が無難です。
できれば、レザーの中でも高品質なAPU素材のベッドを選びましょう。
他のインテリアとのコーディネートに注意
引っ越しなどで、すべての家具を買い替えるときには、統一感のあるインテリアで揃えることができます。
しかし、ベッドの買い替えなどで、すでに家具があるところにレザーベッドを購入する場合は注意が必要です。
ショールームで一目ぼれして買ったレザーベッド、いざ寝室に置くと、「他の家具と不釣り合い、なんかベッドだけが浮いている」なんてことも。
レザーベッドは、重厚で高級感のあるものを想像しますが、実はカジュアル系もあります。
寝室のテイストに合わせて選んでください。
おすすめのレザーベッド
最後におすすめのレザーベッドを3つ紹介します。
高級レザー・デザイナーズベッド【Fortuna】フォルトゥナ
まるでスポーツカーのような流線型のフォルムで圧倒的な存在感のあるレザーベッド。
ヘッドボードの角度からサイドフレームの高低差まで、デザイナーがこだわり抜いたデザインは、まるで海外セレブのようなラグジュアリーな寝室を演出してくれます。
素材もAPU(スーパーソフトレザー)を使用し、本革と変わらない高級感。
落ち着いた大人の空間は、夫婦の語らいやくつろぎタイムもワンランク上の癒しを与えてくれます。
同じフォルムで、少し小さいセミダブル、ダブルのサイズ展開のベッドもあります。
ヴィンテージ風レザーベッド OldLeather オールドレザー
お部屋をブルックリンスタイルにコーディネートしたい方におすすめのレザーベッド。
長年使い込んだような渋みのあるレザー、重厚感のあるローフォルムは、存在感抜群。
キングサイズもあり、ご夫婦2人でもゆったりと寝られます。
古き良きアメリカを彷彿させるOldLeather オールドレザーで、味のある寝室を演出してみませんか?
洗練されたブラックモダンのレザーベッド Gerade ゲラーデ
優雅で上品な雰囲気で洗練されたデザインが人気のレザーベッド。
直線的なスタイルながら、レザーを使用することで柔らかさを演出。
シンプルモダンなデザインと落ち着いたブラックカラーは、飽きが来ず、長くご使用いただけます。
同じデザインのホワイトカラーもあります。
≫上品なホワイトモダンのレザーベッド Strom シュトローム
大型ベッド モダンデザイン 高級レザー Strom シュトローム ベッドフレームのみ クイーンサイズ(Q×1) クイーンベッド クィーンベット(代引不可)(NP後払不可)
まとめ
いかがでしたか?
レザーベッドのメリット・デメリットをご理解いただけましたか?
レザーベッドにも他のベッド同様デメリットはあります。
それでも、その高級感やおしゃれな雰囲気は、デメリットよりも勝る気がします。
実際レザーベッドを使ってみて、デメリットと感じたことは、ヘッドボードに小物が置けないことだけでした。
最近は、高品質低価格のレザーベッドも増えています。
引き出し収納付きやジョイント式、小物置きやコンセント付きなどの機能性を持たせたレザーベッドもあります。
この記事を参考に、ぜひレザーベッドも検討してくださいね。