パイプベッドは、きしみが気になるという方も多いのではないでしょうか。
これはパイプベッドに限ったことではありません。木製のベッドでもきしむものがありますが、金属は木より硬いため、摩擦によってきしみ音が大きくなることが多々あります。
きしみを完全になくすことは難しいですが、軽減することはできます。
きしみの原因を確認
寝返りを打つとギシギシ、気になりだすと寝られなくなりますよね。
長く使い続けているとできしみがでることが多いのですが、たまに買って日にちがあまり経っていないのにきしみ音がする場合もあります。
ベッドのきしみの原因はいくつかあるので、どこからギシギシ音がするか注意深く観察してみてください。
一番に考えられるのが、マットレスの劣化。
寝返りを打って、マットレスからきしみ音がしていないかを確認しましょう。
マットレスに異常がなければ、次にフレームチェック。
マットレスを外した状態で、フレームを揺らしてきしみ音を確認してください。
特にネジや接合部分、床板など、きしみがでやすいところを中心にチェックしましょう。
また、床の歪みや滑りやすい床もきしみの原因になることがあります。
きしみの原因と対処法
では、きしみの原因ごとに対処法を見ていきましょう。
マットレスの劣化
コイル系のマットレスは、長年使っていると中のスプリングがへたってきて、きしみがでる場合があります。
一般的に、マットレスの寿命は10年と言われていますので、ギシギシと音がしたらもう買い替えの時期ではないでしょうか。
10年経っていなくても、使い方によってもっと早く寿命がくる場合もあります。マットレスが沈み込むようになったり、スプリングが背中に当たるなど、マットレスの劣化を感じたら買い替えを検討してください。

敷布団のみの使用
また、パイプベッドの場合、マットレスを使用せず、メッシュ床の上に直接布団を敷いて寝ている方もいますよね。
布団は、マットレスのように体重を吸収してくれないので、フレームにかかる負担が大きく、きしみ音がする場合があります。
敷布団の下に、マットレスを敷くことできしみを軽減することができます。
ネジのゆるみ
パイプベッドは、ほとんどが組み立て式、自分で組み立てる方も多くいます。
この時、ネジをしっかり締めていないと、きしみの原因になります。買って間もないのに音がするという場合は、ネジの締まりが甘いかもしれません。
また、長期間使用していると、自然とネジがゆるんできます。
ネジはしっかり締め、定期的に締め直しましょう。電動ドライバーを使うと簡単にしっかり締めることができるのでおススメです。
もし、ネジをしっかり締めてもきしむ場合は、ネジの部分にゴムを挟んでください。
パイプもネジも硬い金属製なので、直接あたると摩擦できしみ音がする場合があります。
また、緩みやすいという欠点もあります。
ゴムを挟むことで、間にクッションができ、きつく締めることができます。
ホームセンターでゴムワッシャーが入手できるので、ぜひ利用してください。
ゴム製品も劣化するので、定期的にチェック&交換してくださいね。
ネジや金具の汚れ
ネジや接合部分の汚れや劣化によっても、きしみが生じます。
ネジや金具など汚れていると、摩擦できしみ音がする場合があります。また、汚れを放置していると、劣化が早くなる可能性もあるので気を付けてください。
劣化すると、金属がすり減って通常では当たらない場所がすれてきしみが発生することも。
定期的に、ネジや金具をきれいに拭いて、潤滑油をさすと劣化防止ができ、きしみも改善されることがあります。
ただし、油を注し過ぎると、たれてきて床が汚れたり、フレームがべトべトしたりするので、薄く塗ってくださいね。
ベッドと床板のすき間
パイプベッドの床板は、ワイヤーのメッシュ構造になっているものがほとんどです。
この場合、フレームとワイヤーがこすれてきしみ音が発生します。
また、長く使っている間に、ワイヤーがゆがんでこすれることもあります。
フレームと床板の間にゴムやフェルトを挟むと、きしみを軽減でき、床板のズレも防止できます。
床板のゆがみがひどい場合は、床板の交換をおすすめします。
床のひずみや滑り
きしみの原因は、ベッド本体だけではありません。
長期間、同じ場所にベッドを置いていると、床にひずみができ、ベッドと床の間にすきまができてギシギシ音がすることがあります。
また、すべりやすいフローリングは、床とベッドの脚がこすれてきしむことがあります。
床にひずみができないように、時々ベッドの位置を変えたり、床とベッドの脚の間にクッション性のあるものを挟むと軽減できます。
脚の下に滑りにくいコルクマットやカーペットを敷くことをおすすめします。
防音マットを使用するとより効果的です。
まとめ
いかがでしたか?
パイプベッドのきしみの原因は様々です。
原因が1つだけの場合もありますが、複数が重なっている場合もあります。
上記を参考に、きしみ対策してみてくださいね。
もし、長く使っているなら、買い替えも検討してください。