収納ベッドやベッド下の収納は、狭い部屋のスペース確保に大いに役に立ちますが、収納部分に湿気が溜まりやすいという欠点があります。
気が付けばベッド下の収納部分に入れていた衣類にカビが生えたり、本が湿気たりということも…そんなことにならないように収納ベッドの湿気対策のポイントを紹介します。
収納ベッドの種類
収納ベッドには、跳ね上げ式と引き出し式があります。
- 跳ね上げ収納ベッド
跳ね上げ式収納ベッドは、ベッド下が全面収納スペースになっていて、床板が蓋になっています。
床板を持ち上げて、収納する形です。床板は簡単に開けることができます。収納部分が全開にできるので、掃除のときに開けて換気することもできます。
また、開けるための手を入れるすき間があるので、ある程度は湿気対策が逃げやすくなっています。 - 引き出し収納ベッド
引出式収納ベッドは、ベッド下半分に引き出しが付いています。反対側に収納できるタイプもあります。引き出しは組み立てタイプとボックス構造タイプがあり、ボックス構造の方がほこりが入りにくくなっています。
どちらのタイプも、湿気対策は必須です。
また、床板がすのこになっている収納ベッドは、特に収納部分に湿気が溜まりやすいので注意しましょう。
収納ベッドの湿気対策
ベッドの湿気対策のポイントは、部屋の湿度を下げる、マットレスの湿気対策です。
収納ベッドの場合は、それにプラスして収納部分の湿気対策が加わります。
部屋の湿度を下げる
部屋全体の湿度を下げることも重要です。
冬に乾燥するからと加湿器を使う方も多いと思いますが、部屋の湿度が上がり過ぎてカビが発生しやすくなります。
エアコンや除湿器で部屋を乾燥させたり、窓を開けて換気することをおすすめします。
マットレスの湿気対策
毎日寝ているマットレスには、どうしても湿気が溜まってきます。マットレスを除湿することで収納部分の湿気もある程度は防げます。
マットレスの湿気対策のポイントは、
- 敷きパッドを使う
マットレスが湿気る原因の1つは寝汗です。吸湿性の高い敷きパッドを使用し、こまめに洗濯することでマットレスへの湿気を軽減できます。
夏場は、涼感敷きパッドを使うと、汗の量も減らせるのでおススメです。 - 除湿シートを使う
マットレスと床板の間に除湿シートを敷くと、収納部分への湿気を予防することができます。また、マットレスの上に敷くと、寝汗によるマットレスの湿気を防いでくれます。 - マットレスを乾燥させる
朝起きたら掛け布団はたたんでください。
おしゃれにベッドカバーをしている方もいると思いますが、実はこれ湿気の逃げ場が無くなるので湿気対策にはNGです。空気に触れることで湿気は蒸発します。窓を開けて換気をすると、なお良しです。また、定期的にマットレスを干したり、ローテーションしてください。
マットレスを干すことができない場合は、床板とマットレスの間に厚めの本などを挟んですき間を開け、扇風機などで風を送ると効果的です。マットレスのローテーションは、湿気対策だけでなく、マットレスの寿命も伸ばしてくれますので、必ず行ってください。
収納部分の湿気対策
収納部分には衣類や本などの湿気に弱いものは入れないのが基本ですが、部屋が狭かったり、収納が無かったりするとそういうわけにもいきません。
収納部分には、除湿剤を入れたり、新聞紙をしいたりして対策をしてください。
収納部分に普段よく使うものを入れておくと、頻繁に開け閉めするのでかなり湿気対策ができます。
また、こまめに収納部分を掃除してください。ベッド下にはほこりが溜まりやすいので、放っておくとカビの原因にもなります。
ベッド下に収納する場合は、湿気に強いプラスチック製のボックスがおすすめです。蓋がきっちりと閉まるものなら外部からの湿気を防いでくれます。
まとめ
収納ベッドに限らず、ベッドの湿気対策は必須です。
寝室が南向きの日当たりの良い場所なら、あまり気にしなくても自然と湿気対策ができますが、もしそうでない場合は、上記を参考にベッドの湿気対策をおすすめします。
湿気対策は、ベッドの寿命を延ばすことにもなりますので、ぜひ試してくださいね。